防蟻剤としては多くの種類が使用されているが、その多くが人体・環境に有害な農薬系が主体であるなか、弊社では低毒性のホウ酸とケイ素化合物(アルコキシシラン)を反応させ、新規・ケイ素-ホウ酸化合物を合成させた防蟻剤を開発いたしました。
よりご安心してお使いいただけるために公共事業等における新技術活用システム(通称NETIS)に登録されました。
NETIS登録番号:KT-180095-A
概要
ケイ素は古くより難燃剤、防カビ剤、防蟻剤として使用されてきている代表的な低毒素性の液剤で、多くの使用実績があります。しかし、欠点としては低溶解性(通常最大5%水溶液)であり、それ自体にバインダー効果が無いため、水等(雨水、湿気)で塗布面から簡単に溶脱します。また、乾燥後個体が飛散するおそれがあり、長期間安定的に効果が持続しない欠点があります。。
ホウ酸とケイ素化合物(アルコキシシラン)を反応させることにより、新規・ケイ素-ホウ酸化合物を合成した。この化合物の特徴は
① 低毒性
② アルコキシシランと反応させることにより、ホウ酸が最大30%まで溶解
する(エタノール溶剤)。通常は約10%液で使用。
③ アルコキシシランとホウ酸が反応し固定化できるので、ホウ酸の水での溶脱が防げる(低減できる)。
④ 揮発性・飛散性がなく有害な有機物や有機溶剤を含まないため、室内での使用が可能。
などの、優れた性能を有します。